GLOSSARY ENTRY · INTERNET HISTORY
TCP/IP
TCP/IPは、インターネットの基盤となる通信プロトコルで、異なるネットワーク同士の相互接続を可能にしました。このプロトコルスイートは、データを小さなパケットに分割し、信頼性の高い通信を提供する仕組みを備えています。

TCP/IPとは
TCP/IPは、種類や設計の異なるネットワーク同士を相互接続するためのプロトコル群です。IPはパケットの宛先指定と転送を担い、TCPはデータの順序、欠落の検出、再送、流量の調整を担います。役割を分けることで、下位の通信方式が有線、無線、衛星のいずれであっても、共通の仕組みで通信できるようになりました。
ボブ・カーンとヴィント・サーフによる設計
1973年、DARPAで異なるパケットネットワークを結ぶ研究を進めていたボブ・カーンは、スタンフォード大学のヴィント・サーフと設計を具体化しました。初期案ではTCPが転送と信頼性の両方を担っていましたが、音声など再送を必ずしも必要としない用途へ対応するため、転送を担うIPと信頼性を担うTCPへ分離されました。
1983年の移行とインターネットの成立
1983年1月、ARPANETは従来のNCPからTCP/IPへ移行しました。TCP/IPは各ネットワークの内部設計を変更せずに接続できる「オープンアーキテクチャ」を実現し、単一のネットワークではなく、独立したネットワークの集合としてインターネットが成長する基盤になりました。