THE PEOPLE WHO BUILT THE NETWORK
ボブ・カーン
TCP/IPプロトコルの共同設計者であり、インターネットの相互運用性の基盤を構築しました。

ARPANETからネットワーク間接続へ
ボブ・カーンはBBNでARPANETの構築に携わり、1972年の公開実演を組織しました。その後DARPAで、電話回線を使うARPANETだけでなく、無線や衛星を使うパケットネットワークを相互接続する研究を進めました。個々のネットワークを一つの方式へ作り替えるのではなく、それぞれを独立したまま結ぶことが課題でした。
オープンアーキテクチャの原則
カーンは、各ネットワークが内部を変更せず独立して動くこと、通信はベストエフォートで行うこと、ネットワーク間を単純なゲートウェイで結ぶこと、運用を一元管理しないことを基本原則としました。この設計思想によって、新しい通信技術を後から追加できる拡張性が生まれました。
ヴィント・サーフとのTCP/IP設計
1973年、カーンはARPANETのNCP開発経験を持つヴィント・サーフへ協力を求め、ネットワーク間通信プロトコルの詳細設計を始めました。二人の研究はTCPを経てTCP/IPへ発展し、異なるネットワークを一つの「ネットワークのネットワーク」として扱う技術基盤になりました。