THE PEOPLE WHO BUILT THE NETWORK

ポール・バラン

分散型ネットワークとパケット通信技術の提案者であり、インターネットの耐障害性の高い構造の基盤を築きました。

ポール・バラン - インターネットの歴史における重要な人物

分散型通信の研究

ポール・バランはRANDで、通信網の一部が失われても情報を届けられる構造を研究しました。中央の交換設備へ依存せず、同等の中継点を多数接続する分散型ネットワークを考え、メッセージを小さな固定長の単位へ分けて別々に転送する方式を1960年代前半にまとめました。

障害に耐える仕組み

バランの構想では、各データ単位が宛先情報を持ち、利用できる中継点を順番に通って目的地へ向かいます。一部の回線や中継点が使えなくなっても別の経路を選べるため、中央集権型の電話網より障害に強い通信を実現できます。この考え方は後にパケット交換と呼ばれる技術の基礎の一つになりました。

ARPANETとの関係

バランはARPANETの直接の設計者ではありません。英国NPLのドナルド・デービスも独立に同様の方式を考案し、ARPANETの設計者たちは複数の研究成果を取り入れました。バランの重要性は、一人でインターネットを発明したことではなく、分散・冗長化・データ分割という原理を早い段階で体系的に示したことにあります。

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